土砂運搬費、2300万円過大算定=農水省所管の土地改良事業―検査院
農業用地を整備する農林水産省所管の土地改良事業で、土のうを製作、撤去する際の土砂運搬費を計約2300万円過大に算定していたことが20日、会計検査院の調査で分かった。検査院の指摘を受け、同省は事業主体の農政局や自治体に対して適切に算定するよう周知した。
調査対象となったのは、2021~22年度に計95の農政局、自治体が実施した工事のうち、大型土のうを100袋以上使い、土砂運搬費などを計上している323工事。
土砂は状態によって体積が変化するため、運搬費算定の際は換算する必要がある。しかし、計70の農政局などが主体となった219工事では土砂の状態に合わせた換算を怠り、運搬費計約2300万円を過大に算定していた。
[時事通信社]
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