ケリー被告、2月判決=ゴーン被告報酬隠しの控訴審―東京高裁
日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告(70)の報酬隠しに関与したとして金融商品取引法違反罪に問われた元代表取締役グレッグ・ケリー被告(68)の控訴審公判が19日、東京高裁(家令和典裁判長)であり、検察側が有罪、弁護側は無罪を主張して結審した。判決は来年2月4日。
一審東京地裁は、報酬隠しがあったとされる8年分のうち7年分は報酬隠しの認識を示す証拠がないと判断。1年分についてのみ有罪とし、懲役6月、執行猶予3年を言い渡した。
この日の公判で検察側は、一審が一部しか認めなかった元秘書室長の供述の信用性について「一体的に評価すべきだ」とし、7年分に関しても共謀が認められると主張。弁護側は、控訴審で元秘書室長の証言が変遷している上、共謀を推認させる証拠もないなどと訴え、全面無罪を求めた。
一審判決によると、ケリー被告はゴーン被告らと共謀し、同被告の2017年度の報酬額が約24億9100万円だったのに、7億3500万円と記載した虚偽の有価証券報告書を提出した。
[時事通信社]
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