65歳以上、総人口の29%=最多3625万人―総務省
総務省は15日、「敬老の日」に合わせ、65歳以上の高齢者の推計人口を発表した。同日時点で前年より2万人増の3625万人で過去最多となり、総人口に占める割合も0.2ポイント増の29.3%で過去最高だった。
男女別に見ると、男性は1572万人で男性全体の26.1%、女性は2053万人で女性全体の32.3%を占めた。
総人口に占める割合は1950年以降、年々高まっている。国立社会保障・人口問題研究所は、第2次ベビーブーム世代(71~74年生まれ)が65歳以上となる2040年には34.8%に達すると推計している。
また、23年の65歳以上の就業者数は914万人で、20年連続で増加し過去最多。産業別に見ると、卸売業・小売業が132万人で最も多く、医療・福祉107万人、サービス業104万人と続いた。
15歳以上の就業者全体に占める65歳以上の割合は0.1ポイント減の13.5%で、働く人の7人に1人が高齢者となる計算。65歳以上人口に占める就業者の割合は前年と同じ25.2%で、高齢者の4人に1人が働いていることになる。
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