独軍艦、22年ぶり台湾海峡通過=秩序重視示す、中国は反発
【ベルリン、北京時事】ドイツのピストリウス国防相は13日、海軍のフリゲート艦「バーデン・ビュルテンベルク」と補給艦「フランクフルト・アム・マイン」が台湾海峡を通過する航路に入ったと明らかにした。独軍艦の同海峡通過は22年ぶり。ルールに基づく国際秩序の重視を打ち出す狙いで、中国は反発している。
独政府はかつては経済的な結び付きを重視し、中国に融和的な姿勢が目立った。しかし、香港の民主化弾圧やロシアのウクライナ侵攻を背景に方針を転換。台湾への威圧を強める中国へのけん制も込めた。ピストリウス氏は「そこは国際水域であり、最短かつ最も安全なルートだ」と述べた。
[時事通信社]
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