焼損の冷却塔、解体視野=ウクライナ原発―IAEAトップ
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発で冷却塔が焼損し、「解体が必要かもしれない」との見方を示した。原子炉は全て冷温停止状態のため、現時点で冷却に関する問題は生じていない。同日、ウィーンのIAEA本部で開幕した定例理事会で述べた。
火災は8月11日に発生し、二つある冷却塔のうち一つの内壁などが焼損した。グロッシ氏は今月、現地を視察。火災の原因は不明で、ロシアとウクライナが互いに非難している。
またウクライナでは、ロシアによる集中攻撃で電力インフラの被害が深刻化。全土で原発の安定稼働に支障が出始めており、グロッシ氏は「いくつかの原発が停止に追い込まれた」と指摘した。IAEAは、安全評価の対象を原発施設外の一部変電所まで広げることを決めた。
[時事通信社]
最新ニュース
-
次世代太陽電池で原発20基分=40年の普及目標―経産省
-
G7外相会合が開幕=中東・ウクライナ議論
-
生稲晃子氏の「靖国参拝」は誤り=共同通信「深くおわび」
-
英仏、ウクライナ派兵議論か=トランプ氏就任に備え―ルモンド紙報道
-
米国向け、中国からタイに移管=事務機、日欧分など生産継続―リコー
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕