ハリス、トランプ両氏の支持率なお拮抗 テレビ討論会直前
【ワシントンAFP=時事】米国で8日に発表された世論調査結果によると、大統領選の民主党候補カマラ・ハリス副大統領と共和党候補のドナルド・トランプ前大統領の支持率は依然、拮抗(きっこう)している。両氏は10日、場合によっては最初で最後となるテレビ討論会を控えている。≪写真は、米国のカマラ・ハリス副大統領〈左〉とドナルド・トランプ前大統領≫
米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学研究所による共同世論調査では、全米の支持率はトランプ氏が48%で、47%のハリス氏を1ポイント上回った。ただ、この差は誤差の範囲内。
大統領選は、ほぼすべての州で勝者総取り方式が採用されているため、得票総数ではなく、一握りの激戦州の結果が勝敗を左右する。
調査では、ハリス氏はウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニア州では僅差でトランプ氏をリード。他の激戦4州、ネバダ、ジョージア、ノースカロライナ、アリゾナ州では互角だった。
CBSニュースと調査会社ユーガブの世論調査によると、ミシガンとウィスコンシン州ではハリス氏が1ポイント差でトランプ氏を上回り、ペンシルベニア州では同点だった。
「ゲームチェンジャー」の一つとなるのはおそらく、10日に予定されているABCニュースによる討論会だ。両氏によるテレビ討論会は、今のところ、これ以外には予定されていない。
トランプ氏は、アフリカ系および南アジア系、さらに女性として米国初の大統領を目指すハリス氏に対して、いつものような侮辱的・威圧的な言動を慎むよう注意する必要がある。
一方、超短期決戦を強いられたハリス氏には、高視聴率を利用して米国民の心をつかむことが求められる。
同時にハリス氏は、ほぼあらゆる話題で虚偽発言を繰り返し、相手を挑発してわざと逆上させるのを好むトランプ氏とどのように討論すれば優位に立てるかという難問も克服しなければならない。
これまでにもトランプ氏は演説で、ハリス氏を人種差別的・性差別的な表現で嘲笑。名前をわざと間違えて発音し、「クレイジー」「マルクス主義者」などと呼んでいる。
ハリス氏支持を表明しているピート・ブティジェッジ運輸長官はCNNで、「ドナルド・トランプを相手に討論するには、超人的なレベルの集中力と忍耐力が必要とされる」と話した。【翻訳編集AFPBBNews】
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