立民・野田氏インタビュー要旨=代表選
立憲民主党の野田佳彦元首相の9日のインタビュー要旨は次の通り。
―代表選出馬の理由は。
自民党は自らうみを出せず、政権交代で政治を正さなければならない。私自身が(旧民主党が)政権を手放した時の責任者。政権を取り返す先頭に立とうと決意した。
―衆院選の目標、野党連携の在り方は。
自公を過半数割れに追い込む。野党の大きな固まりをつくる際に最初に連携するのは国民民主党だ。2025年参院選までを一つの目安に合流を目指す。他の野党とも閣内協力、閣外協力、首班指名、個別政策の後押し、どんな連携ができるか、誠意ある対話を続けることが大事だ。ただし共産党とは閣内協力はない。
―「原発ゼロ」を掲げる党綱領を踏襲するか。
綱領は尊重したい。実効性のある避難計画を前提に安全性の確認、地元の理解が得られるかが再稼働の条件だ。条件が満たされれば再稼働はあり得る。新増設は22年参院選で「認めない」と公約した。その路線に沿っていきたい。
―集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法への考え方は。
運用や立法事実を踏まえ、違憲部分がどこか、どう変えるかという検証期間が必要だ。違憲部分があるなら見直さなければならないが、外交・安全保障は連続性が求められる。再検証をしないで180度転換することはできない。
―自民の改憲議論に対する考え方は。
(自民は)極めて政局的だ。緊急事態条項の創設は国会の絡む話なら参院の緊急集会で対応できる。自衛隊が違憲だと思っている国民がそんなにいるのか。ただ、首相の解散権の問題は大いに議論すべきだ。憲法を一字一句たりとも変えてはいけないという立場ではない。
―日銀の利上げを評価するか。
異次元の金融緩和は長過ぎて「円弱」状態をつくった。利上げはやらなければならなかったが、丁寧なマーケットとの対話がなければ株や為替の乱高下を招く。政府は金利上昇を前提とした財政運営をしなければいけない。
[時事通信社]
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