競泳の木村と卓球の和田、にこやかに=選手らは自由に交流〔パラリンピック〕
閉会式で、競泳男子の木村と卓球女子の和田が日本選手団の旗手を務め笑顔で行進した。視覚障害のある木村は、国旗を持つ和田の肩に手を置いて歩みを進め、選手や観客に手を振って応えていた。
木村は100メートルバタフライで連覇。50メートル自由形も制し2冠を達成した。日本選手団のスローガンに掛けて「自分史上最強の選手の皆さまと一緒に閉会式を迎えることができて、これ以上ない幸せ」と喜んだ。21歳の和田はシングルスで日本女子史上初の金メダル。「初のパラリンピックが自分にとって最高の思い出になった」と振り返った。
旗手の2人を除いた選手らは閉会式が始まる前に入場。選手同士や大会マスコットの「フリージュ」と一緒に写真を撮ったり、他国の選手とピンバッジを交換したり、自由に交流を楽しんだ。
雨が降り続いたため、レインコートを着ての参加。寒そうにする選手もいたが、祝祭の雰囲気を味わった。 (時事)
[時事通信社]
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