2024-09-08 20:03スポーツ

日本ハム、執念及ばず＝痛かった走塁死―プロ野球

９回、同点の適時打を放つも、走塁死した日本ハムの清宮（右）＝８日、エスコンＦ

　連勝の勢いそのままに執念を見せたが、勝利には届かなかった。日本ハムは九回に３点差を追い付いたが、延長十回に勝ち越されて敗戦。新庄監督は「そのまま一気にいけそうだったけど…」と悔しがった。
　粘りが見事だったのはもちろんだが、攻め切れなかったのも事実。３―４の九回１死二、三塁で清宮が右前へ同点打を放ち、本拠地の盛り上がりが最高潮に達した場面のことだ。
　打った清宮は一塁をオーバーラン。しかし、勢い余って出過ぎたことで、一、二塁間で挟まれてアウトになった。決勝点は奪えず延長戦へ。逆転サヨナラも狙えただけに痛かった。清宮は「申し訳ない。流れを止めてしまった」とうつむいた。
　新庄監督は責めることはせず、「次の塁を狙う気持ちは分かる。一塁コーチがストップさせないと」。負けられない終盤戦で、この失敗を良い教訓としたい。　
［時事通信社］

９回、同点の適時打を放つも、走塁死した日本ハムの清宮＝８日、エスコンＦ

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