ロシアに弾道ミサイル供与か＝イラン追加制裁を欧州検討―米紙
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版（ＷＳＪ）は６日、米欧当局者の話として、イランがウクライナ侵攻を続けるロシアに短距離弾道ミサイル数百発を供与したと報じた。米政府が５日、欧州などの同盟各国に通知したという。
ロシアはイランから提供されたドローンをウクライナ侵攻で使用しているとされる。弾道ミサイルはドローンより迎撃の難易度が高く、ウクライナを支援する米欧はイランの動きに神経をとがらせてきた。ＷＳＪによれば、ミサイル供与を踏まえ、欧州が米国と共に、イラン航空の乗り入れ禁止を含む対イラン追加制裁の準備を進めている。
ウクライナ外務省は７日、報道を受けて声明を出し、「深い懸念」を表明。その上で「国際の平和と安全を守るため、イランとロシアへの圧力を高めるよう国際社会に求める」と呼び掛けた。
［時事通信社］
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