2024-09-07 17:16スポーツ

一塁コーチ「大谷に限界なし」=周到な準備、「50―50」へ期待―米大リーグ・ドジャース

ドジャースのマッカラー一塁コーチ(奥)。手前は大谷翔平=8月24日、ロサンゼルス

 【ロサンゼルス時事】シーズン「45本塁打、45盗塁」を達成したドジャースの大谷について、走塁面で支えるクレイトン・マッカラー一塁コーチは「50本塁打、50盗塁も可能。彼には限界がないように思う」と言う。
 大谷の盗塁数は2021年の26個が過去最多だったが、今季は大幅増。昨秋に右肘を手術した影響で今季は投手としてプレーできない分、盗塁への意識をより高めた。キャンプでは最新機器を使ってダッシュを行い、データを集めて走力アップを図った。シーズン開幕後は映像で投手の癖を観察する努力を続けてきた。
 マッカラー・コーチは、走塁面での意欲を見せる大谷に助言したり、ともに映像で研究したりしてサポートしてきた。大谷の印象について「1歩目が力強く、トップスピードに早く到達できる」と運動能力の高さをまず指摘。加えて「相手投手の研究など、球場に来る前に予習してくる。試合中も実によく相手を観察していて、小さなことも見逃さず、それを生かすことができる」と話し、周到な準備をしていることに感心した。
 「自身を律することのできる彼の姿勢を見ていると、どのようなことでもできそうだ。これから終盤の大事な時期を迎えるが、これまで以上にレベルアップした翔平の姿が見られるだろう」。コーチは、勝負どころでの大谷の一層の活躍に期待を込めた。 
[時事通信社]

出塁した大谷翔平(右)と言葉を交わすドジャースのマッカラー一塁コーチ=8月20日、ロサンゼルス

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