楽天の早川、球団史に刻む白星=左腕10勝「通過点」―プロ野球
楽天の早川が球団の歴史に名を刻んだ。2005年の創設以来、左腕としては初めてシーズン10勝に到達。「あくまで通過点」と涼しい顔なのは本人だけ。126球の力投に球場は熱気に包まれた。
九回、残るアウトは一つ。今季2度目の完封を目前としながら、ソトの適時二塁打を浴びて1点差に迫られ、降板を告げられた。救援した則本が抑えて試合は終了。最後のヤマ場を乗り越えられず、がっくりと肩を落とした早川だが、クライマックスシリーズ(CS)行きを激しく争うロッテ相手の好投はチームを勇気づけた。
過去2年は、ドラフト1位新人として注目された2021年の9勝を上回れなかった。殻を破れずにいた中でも、今季就任した今江監督は開幕投手に指名。急成長で一気にエースの呼び声も高まっている。それでも指揮官は「全然」と否定。潜在能力の高さを認めるからこその辛口評価なのだろう。
CS進出を懸けた戦いは佳境を迎え、早川は「もう一段階引き締めてやっていく」と次回の登板を見据えた。その言葉にはチームを引っ張る責任感が宿っている。
[時事通信社]
最新ニュース
-
山本涼は前半5位=W杯複合
-
ブラスウェル監督が緊急手術=バスケット宇都宮
-
加藤組が準々決勝へ=ジョコビッチら8強―全豪テニス
-
響く祝砲と歌声=帰還準備始まる―ガザ
-
輪島塗の大地球儀展示へ=大阪・関西万博
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕