2024-09-05 08:14スポーツ

宿敵を完全攻略=日本に一体感―ゴールボール男子〔パラリンピック〕

男子準決勝で中国に勝って決勝進出を決め、喜ぶ日本の選手ら=4日、パリ

 宿敵を撃破すると、肩を組み喜びを分かち合った。視覚障害の選手たちによるゴールボールで日本男子が初の決勝進出。前回東京大会の準々決勝で敗れた中国を圧倒し、主将の金子は「24年間、生きてきて一番うれしい日。多くの人の支えがあり、この勝利がある」。
 狙い通りに攻略した。分析班が今大会の中国の全試合の映像をチェック。攻撃では速くて低い球より、バウンドをさせて高さを出す投球の方が有効と判断した。エースの宮食がその通りの球を投げ序盤から得点を重ねた。宮食は「守備の弱点を突いて勝負できる自信があった」と振り返る。
 選手とスタッフが一体となりつかんだ勝利。大きな弾みを得て、決勝でウクライナに挑む。1次リーグでは1点差で敗れたが、敗因は把握済み。工藤ヘッドコーチは「これまでやってきたことをコート内で楽しみながらできればいい」。大一番へ普段通りを強調した。 (時事)
[時事通信社]

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