変化球武器に3連勝=山下、新球にも手応え―プロ野球・オリックス
走者を背負っても崩れず、ゼロを並べた。オリックスの山下が7回無失点、9奪三振。ほっともっとフィールド神戸での今季最終戦を白星で飾り、「チームが勝つことが一番。勝ててよかった」と笑った。
切れのある変化球が要所でさえた。落差のあるフォークも抜群。六回2死一、二塁では元山を得意のカーブで空振り三振に。高めに浮く球が目立った序盤から修正し、自己最多の109球。昨季は一度もなかった中6日の登板で好投し、中嶋監督は「非常に価値のある、これからのための投球」と評価した。
8月18日に今季初勝利。ようやくの白星にも「現状維持は難しい。もっと良くなるように」。満足せずに研究を怠らなかった。二回に平沼から空振りを奪ったチェンジアップは、オフから磨いてきた球種。「自分の中で今までにない変化球」と手応えを得た。
チームがなかなか浮上できない今季の戦いを「自分の責任」と話す右腕が、終盤戦で自身3連勝。強い思いで上位を追う。
[時事通信社]
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