木材の地産地消目指すコンビニ店 福岡市
地元産の木材を活用し建設されたコンビニエンスストアが、福岡市にオープンした。セブン―イレブン・ジャパンが、次世代環境配慮の「フラッグシップ店」と位置付ける「福岡ももち店」。福岡市産のヒノキ、スギなど国産材を内外装、躯体(くたい)に多用した木造店舗で、レジの後ろ側の壁は福岡市産のヒノキをほぼ全面に使用し、温かみやほのかな木の香りを感じさせる。
太陽光パネルや蓄電池設備なども複合的に配備し、新店舗の電気使用量は従来の45%減、二酸化炭素排出量は50%減を見込む。
福岡市と同社は2012年に包括連携協定を締結。市域の3分の1を森林が占める同市の森林の育成や活用政策「フクオカ・グリーン・ネクスト」に、「木材の地産地消」「地域資材の循環」を掲げる同社が賛同して実現。同社は今後、福岡の新店舗を参考に、地元の木材を多用する店舗を年間25店以上のペースで全国的に建設する方針だ。【もぎたて便】
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