2024-08-30 22:17スポーツ

好調清宮、2戦連発=3年連続の2桁本塁打―プロ野球・日本ハム

 大きく弧を描いた打球が、右中間席で弾んだ。日本ハムの清宮が三回、2試合連発となる3点本塁打。好調なチームを象徴するような、効果的な先制アーチで主導権をもたらした。
 一回は好機で捕邪飛に倒れ、その裏の一塁守備では失策でピンチを広げた。「エラーはするし、チャンスで凡退するし。絶対にやり返してやろうと思っていた」。その機会はすぐに訪れた。1死一、二塁で迎えた第2打席。高めの直球を思い切り引っ張って節目の10号をスタンドにたたき込んだ。
 夏場の勢いは増すばかりだ。8月だけで7本塁打を放ち、この日は9試合連続安打、3年連続の2桁本塁打もマーク。規定打席には到達していないが、打率2割9分3厘と確実性も備わってきている。
 東京・早稲田実高時代に通算111本塁打を記録した逸材だが、プロでは中心打者と言えるほどの実績は残せていない。7年目のシーズンも、既に終盤。好調が躍進につながるか。「数カ月前の僕では考えられない。序盤から地道にやってきた成果が少しずつ出ている」と自信を得ていた。
[時事通信社]

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