加藤氏、総裁選出馬へ最終調整=小泉氏「国民に覚悟話す」―自民
自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)を巡り、加藤勝信元官房長官(68)は30日、立候補する方向で最終調整に入った。出馬に必要な推薦人20人の確保について「着実に近づいている」と記者団に説明した。一方、小泉進次郎元環境相(43)は9月6日の出馬記者会見に向けて「培ってきたものの全てを、覚悟を持って国民・党員に話す」と意気込みを示した。
加藤氏は党本部で記者団に「推薦人のめどが立ったと断じ得る状況ではない」としつつ、立候補表明に関し「早く設定できるようにしたい」と語った。9月2日に選挙対策会合を開く。周辺は「出馬できるだろう」との見通しを示した。
小泉氏は東京都内で記者団に「応援を力に変えて勝ちたい。支援者が日に日に増えている」と強調。「15年間、無派閥を貫いてきた。派閥の力学ではない総裁選を見せないと、信頼回復にはつながらない」と述べた。
石破茂元幹事長(67)は選対本部の初会合を開催。「何としても勝ち抜きたい。刷新感という感覚ではなく、刷新が大事だ」と訴えた。石破グループのほか安倍派の衛藤征士郎元衆院副議長、二階派の平沢勝栄元復興相ら約15人が参加。選対本部長には麻生派を離脱した岩屋毅元防衛相が就いた。
河野太郎デジタル相(61)は所属する麻生派の会合に出席。会長の麻生太郎副総裁が「派内から同志として出るので支援してほしい」と呼び掛けた。出席者によると、河野氏に批判的だった森英介元法相が、原発政策の転換を念頭に「そこまでしてくれた河野さんを応援したい」と述べた。
総裁選はこれまでに、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)と石破、河野両氏が出馬を正式表明。林芳正官房長官(63)が9月3日、茂木敏充幹事長(68)が4日の立候補会見を調整し、高市早苗経済安保担当相(63)は9日に会見する。河野氏は台風10号の動きを踏まえ、2日に予定していた政策発表を5日に延期した。
林陣営の選対本部長に林氏と同じく岸田派の田村憲久政調会長代行、茂木陣営は無派閥の梶山弘志幹事長代行が固まった。
[時事通信社]
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