重要な初戦へ抜かりなく=代役不在、伊東と三笘―サッカー日本代表
招集は3年前より3人多い27人。「アジア最終予選は別次元の厳しい戦いになる」と繰り返してきた森保監督には、前回1勝2敗と出遅れ、窮地に追い込まれた苦い反省がある。けが人など不測の事態も見据え、準備態勢に抜かりはない。
最終予選では、前回、前々回とホームの初戦で敗戦。同じ失敗は繰り返せない。そんな重要な一戦を前に、アジア杯以来となる伊東と三笘の復帰は頼もしい。タイプは違うが、ドリブル突破で戦況を変えられる代わりのいない存在で、サイドからの得点チャンスは増すだろう。
守備陣は冨安と伊藤の不在が不安だが、板倉と谷口に加え、町田の成長も著しい。初選出の望月と高井は、共に192センチの長身。伸びしろは大きく、監督は「経験を積んでもらいながら、代表の戦力として成長してほしい」と期待を込めた。
欧州シーズンが始まったばかりの9月は、選手のコンディションがまちまちで、その見極めも勝敗のカギを握る。来年6月までの長丁場で問われるのはチームの総力。W杯へ向け、勝利を前提に選手と戦術を試しながら着実な底上げも求められる。
[時事通信社]
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