2024-08-29 16:56スポーツ

大谷、パワーとスピードで魅了＝愛犬始球式は「緊張した」―米大リーグ・ドジャース

オリオールズ戦の始球式で、愛犬のデコピンにマウンドで「待て」の指示をするドジャースの大谷＝２８日、ロサンゼルス

　千両役者ぶりを発揮する先頭打者アーチだった。ドジャースの大谷が、自身の首振り人形が配られた試合でいきなりの一発。２０２１年にサイ・ヤング賞（最優秀投手賞）に輝いたバーンズの変化球に体勢を崩されながらも右翼席へ運び、「少ないチャンスを物にできるようにと思っていた」。豪快な一振りで満員の本拠地の大歓声を誘った。
　試合前には、愛犬デコピンがマウンドからホームへボールをくわえて運ぶ「始球式」を行った。捕手役を務めた大谷は「打席よりも緊張した。素晴らしいです。いいおやつでも買ってあげようかな」。大観衆にも動じず、大役を果たした愛犬を褒めちぎった。
　この日は足でも躍動。三回に三盗、五回にも二盗に成功すると、その後いずれも生還して自己最多のシーズン１０４得点とした。
　２３日にメジャー６人目の４０本塁打、４０盗塁を達成。以降も数字を伸ばして「４２―４２」に到達した。「両方できるに越したことはない。片方でいい成績を残していること自体も、自分の能力を最大限生かしているということだと思う」。シーズンは残り２９試合。メジャー史上初の「４５―４５」、そして「５０―５０」にも期待が膨らむ。　（ロサンゼルス時事）
［時事通信社］

オリオールズ戦で「始球式」を行った愛犬デコピンとタッチを交わすドジャースの大谷＝２８日、ロサンゼルス

オリオールズ戦の５回、二盗を決めるドジャースの大谷＝２８日、ロサンゼルス

大谷、パワーとスピードで魅了＝愛犬始球式は「緊張した」―米大リーグ・ドジャース

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