首位迫る充実の夏=快進撃続く広島―Jリーグ
夏の盛りに充実の時を過ごしている。広島は徐々に流れをつかんで柏に快勝。クラブとして、リーグ草創期以来30年ぶりとなる6連勝を飾った。
積極的な姿勢が先制点を生み出した。前半38分、加藤の巧みなキープから反撃。ボールがこぼれたところを、攻め上がったDF中野が右足を思い切り振り抜いて遠いサイドへ突き刺し、「狙い通りの所に強く打てた」。満足そうに振り返った。
後半20分にリードを2点に広げる。さらに終盤も決定機をつくり、たまらずファウルで止めた相手DFが退場に。天皇杯から中3日で先発を一人も変えずに臨みながらも、最後まで運動量は落ちなかった。
首位町田に勝ち点2差と迫った。シーズン終盤はカップ戦を含めた厳しい日程が待つが、「勝ったら疲労という言葉は出てこない。タイトルを取るために毎試合全力で戦うだけ」と中野。頂点まで駆け上がる。
[時事通信社]
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