末包、四回までに5打点=首位攻防戦で大仕事―プロ野球・広島
混戦だったセ・リーグで、一歩抜け出した印象のある広島と巨人。重要な首位攻防3連戦の初戦で、広島の末包が大仕事をやってのけた。四回まで3打席連続安打で5打点。快勝の立役者となり、「自分のバッティングで勝てて本当によかった」と胸を張った。
勝負強さが光った。一回1死一、二塁で変化球を捉えて左翼線へ2点二塁打を放ち、四回2死満塁ではまたしても左翼線へ走者一掃の二塁打。「前の打者が出てくれての打点。しっかりと自分の仕事ができた」。続く坂倉の適時打で7点目のホームを踏んだ。
社会人野球を経て入団したプロ3年目の28歳。今季はけがに悩まされ、まだ45試合出場にとどまるが、チームに不足している貴重な長距離砲だ。昨季、巨人戦で6本塁打を放つなど相性がいい。4番で起用した首脳陣の期待に、結果で応えてみせた。
14安打8得点とつながった打線で、最も輝いた末包。「けがで全然(試合に)出られていない。残りの試合が大事になってくる。精いっぱい頑張りたい」。巨人との首位争いでキーマンになりそうだ。
[時事通信社]
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