本塁打、過去最少ペース=45試合でわずか7本―高校野球
甲子園で、野球の華である本塁打がなかなか出ない。第106回全国高校野球選手権大会は準々決勝までの45試合を消化し、わずか7本。これまでの最少記録を更新する可能性が高まってきた。
金属バットが導入された1974年以降、最も本塁打が少なかったのは同年の11本。残る準決勝と決勝の3試合で、4本出なければ届かない。今春の選抜大会から導入された新基準の低反発バットが大きく影響していることは明らかで、大会第7号を放った関東一(東東京)の高橋徹平内野手は「新基準(バット)になる前は、逆方向にも本塁打が出ていたが、新基準ではフェンス直撃やフライになってしまった」と実感する。
本塁打を放った選手には一工夫があった。3回戦で中堅右深くに放り込んだ青森山田(青森)の原田純希内野手は「低くバックスピンをかけるように意識した」。冬の期間で重点的に取り組んだウエートトレーニングの成果も出たという。智弁和歌山(和歌山)の花田悠月内野手は「芯で捉える感覚がよかった」との理由で木製バットを使用。初戦の2回戦でソロを放ち、新基準バット導入後、初めて木製でアーチを架けた打者となった。
4強で唯一、本塁打が出ていない京都国際(京都)は鋭いライナー性の打球が目立ち、全4試合で2桁安打をマークして勝ち進んだ。一発が期待できない中、いかに集中打を生み出すかが勝利のカギを握っている。
[時事通信社]
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