ロ大統領がアゼルバイジャン訪問=首脳会談、関係強化で一致
ロシアのプーチン大統領は19日、旧ソ連構成国アゼルバイジャンの首都バクー郊外でアリエフ大統領と会談し、関係を強化する方針で一致した。トルコを後ろ盾とするアゼルバイジャンは昨年9月、ナゴルノカラバフ紛争でロシアの同盟国アルメニアに勝利。同盟の「機能不全」を批判するアルメニアがロシアから距離を置きつつある中での訪問となった。
プーチン氏は会談後の記者発表で、アゼルバイジャンとアルメニアの平和条約締結と国境画定に向けて「協力する用意がある」と約束。来年の旧ソ連による対ドイツ戦勝80年記念行事を祝うことでアリエフ氏と合意したとも述べた。
プーチン氏は会談前、バクーの追悼施設で献花した。1990年のソ連軍による暴動鎮圧で犠牲となった市民らを記憶にとどめる場だが、ロシアの一部メディアはその点を伏せて報道した。
[時事通信社]
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