2024-08-16 22:31社会

台風7号、関東・東北南部接近=非常に強い勢力で房総半島沖通過へ―暴風大雨に厳重警戒

気象衛星ひまわりが16日午後3時に観測した台風7号(カラー再現画像)(気象庁提供)

 非常に強い台風7号は16日午前に八丈島の東海上を北上し、午後から夜は房総半島沖を北北東へ進んだ。17日明け方に福島県東方沖を経て、東へ遠ざかる見込み。伊豆諸島と関東、東北地方南部の太平洋側では雨が強まり、沿岸部を中心に風が吹き荒れた。気象庁は暴風や高波、大雨による土砂災害と低地の浸水、河川の増水に厳重な警戒を呼び掛けた。
 関東全域と伊豆諸島では16日夜まで、宮城、福島両県では17日午前まで、発達した雨雲が連なる線状降水帯が発生する恐れがある。福島県いわき市などで避難指示が発令された。
 JR東海道新幹線は16日の終日、東京―名古屋間で計画運休を実施し、東北や上越などの新幹線も一部運休が生じた。羽田、成田両空港の発着便も多数欠航しており、お盆や夏休みシーズンの移動に影響した。
 八丈島では午前5時35分すぎに最大瞬間風速30.3メートル、千葉県銚子市では午後8時40分ごろに同24.1メートルを観測。同県大多喜町では午後9時20分までの24時間雨量が154.5ミリ、埼玉県秩父市(浦山)では同雨量が153.5ミリに上った。
 7号は16日午後9時、銚子市の南東約130キロの海上を時速15キロで北北東へ進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートル。南東側165キロ以内と北西側95キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、南東側440キロ以内と北西側220キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 
[時事通信社]

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