2024-08-15 18:28スポーツ

中村、完封にサヨナラ打＝高校野球・早稲田実

タイブレークの延長１０回裏早稲田実１死満塁、中村がサヨナラ打を放つ。手前は鶴岡東先発の桜井＝１５日、甲子園

　投げては１０回を完封し、打ってはサヨナラ打。早稲田実の中村は「きょうが一番苦しかったが、耐え抜けた」と達成感を口にした。高めの直球には伸びがあり、変化球も低く決まった。六回２死まで無安打投球。０―０の延長十回タイブレークでは先攻の相手を無得点に抑えた。
　その裏。つっていた左太もも裏の治療を終え、１死満塁で打席に立った。「思い切りいこうと決めていた」。狙い通り初球を引っ張ると、前進守備の右翼手の頭上を越えるサヨナラ打となった。
　１回戦では制球に苦しんだが、フォームを微調整することで改善できた。「背番号１を背負わせてもらっているが、まだまだ」と次戦へ気持ちを新たにした。　
［時事通信社］

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