2024-08-14 21:44スポーツ

浅野、起用に応える一発=今季初安打が満塁本塁打―プロ野球

 待ちわびた今季初安打は、最高の形で飛び出した。巨人の浅野が四回、プロ初となる満塁本塁打。両拳を力強く握り締め、感情をむき出しにして喜んだ。
 2死からつくった満塁の好機。「つないで回してくれたチャンス。絶対に点につなげるんだと臨んだ」。際どいボールには手を出さず、甘く入った3球目。変化球を思い切り振り抜くと、打球はぐんぐん伸びて左翼席へ飛び込んだ。
 飛躍を期したプロ2年目の今季は、苦労続きだった。腰痛の影響でキャンプから出遅れ、シーズン開幕後も積極的な打撃が空回り。だが、2軍生活が長引く中で、阿部監督から出された課題に真摯(しんし)に取り組んだ。「何でもかんでも振っていたけど、何を打つかをしっかり決めてやっていた。開幕の時よりは自信を持てている」
 左手首を骨折したヘルナンデスの離脱に伴い、12日に1軍昇格。「全然打てなくて、たくさんの人に支えてもらって自分が感謝する立場だった。後半戦は自分が感謝されるようになりたい」。4月6日以来となるスタメン起用で、見事に期待に応えてみせた。
[時事通信社]

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