福部と田中、遠く及ばず=陸上女子100メートル障害〔五輪〕
初めて日本勢2人が準決勝を走った女子100メートル障害だが、ともに決勝進出ラインに0秒4近く及ばなかった。
日本記録保持者の福部は勢いよく飛び出し、1台目のハードルまでは先頭。「勝負できるところは3台目まで」と考えていた通り、世界の強豪に追い付かれた中盤以降は徐々に引き離された。田中は左隣の選手の走りに食らい付いていこうとしたものの、「リズムの違いを感じた」。
寺田明日香(ジャパンクリエイト)が2019年に初めて12秒台に突入して以降、各選手が切磋琢磨(せっさたくま)して日本のレベルが上がった種目。敗者復活戦から勝ち上がった田中は「激しい競争をした国内の経験が生きた」と振り返り、福部は「男子のトッパー(110メートル障害)は世界と戦っている。現実を見た」と複雑な胸中を明かした。(時事)
[時事通信社]
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