2024-08-06 17:40World eye

中東での緊張緩和へ積極外交 米政権

【ワシントンAFP=時事】ジョー・バイデン米大統領は5日、イランが対イスラエル攻撃の構えを見せているのを受け、ヨルダンのアブドラ国王と電話会談し、対応を協議した。≪写真はジョー・バイデン米大統領≫
 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が、テヘラン訪問中にイスラエルに殺害されたとされる事案で高まった中東の緊張緩和に向け、バイデン氏とアントニー・ブリンケン国務長官が外交攻勢をかけている。
 ホワイトハウスによると、バイデン氏はアブドラ国王との会談で、「(イスラエル、ハマス間の)即時停戦および人質解放合意を含む、地域の緊張の高まりを阻止するための努力について協議」した。
 一方、ブリンケン氏は、イスラエル、ハマス間の紛争で停戦交渉を仲介してきたカタール、エジプト両国の政府高官と電話で話し合った。
 ブリンケン氏はその後、ホワイトハウスでの対策会議で「われわれは積極的な外交活動をほぼ24時間休みなしで続けている。メッセージは極めて単純だ。全ての当事者は対立を激化させるようなことを自制しなければならない」と述べた。
 さらに、「ガザでの停戦合意を締結し、この連鎖(対立激化)を断ち切ることが重要だ」と強調した。【翻訳編集AFPBBNews】

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