「お手本に」「大満足」=歓喜の体操岡選手地元―岡山市〔五輪〕
体操男子の団体総合、個人総合に続き、種目別鉄棒でも金メダルを獲得した岡慎之助選手(20)。「お手本にしたい」「大満足」。地元岡山市で5日夜に行われたパブリックビューイング(PV)会場には、家族や出身体操クラブの生徒らが観戦に駆け付け、歓喜の渦の中、偉業をたたえた。
岡選手は平行棒でも銅メダルを獲得。鉄棒の表彰台の真ん中に立つと、笑みを浮かべながらガッツポーズし、スタンドの歓声に応えた。
約100人が応援に訪れた岡山市内のPV会場。鉄棒の演技中は静かに見守ったが、岡選手が技を決めるたび、「よし」と声が上がった。着地を決めると大歓声が起こり、金メダルが確定すると「おめでとう」と多くの人が立ち上がり祝福。拍手がしばらく鳴りやまなかった。
これまでの息子の勇姿をパリで見届けて、この日はPV会場で応援した母八千代さん(43)は「うれしいよりびっくりという思いの方が強く、まだ信じられない。よく頑張ったねと声を掛けたい」と笑顔で話した。
岡選手が小中時代に通ったおかやまジュニア体操スクール(同市)で練習に励む中1の山本仁翔さん(13)は「格好良くて美しい体操。お手本にしたい」と目を輝かせた。「岡慎之助君を応援する会」代表の石井直美さん(59)は「ミスをしないための練習をしてきた成果で、大満足。世界の『しんちゃん』になってしまった」と誇らしげだった。
[時事通信社]
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