アジア株も軒並み安=半導体銘柄が急落
【シンガポール、ロンドン時事】5日のアジア株式市場では、米景気減速懸念などを背景に各地で株価指数が軒並み安となった。台湾と韓国では8%超急落。いずれの市場も主力の半導体関連企業の株価急落が響いた。
韓国総合株価指数(KOSPI)は8.8%安で終了。ロイター通信によると、2008年10月以来約16年ぶりの下落率を記録した。一時は下落率が10%を超え、株価暴落対策としての取引中断措置が約4年ぶりに発動された。サムスン電子やSKハイニックスが大きく売られた。
台湾の加権指数は8.4%安で引けた。半導体受託製造で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が9.8%安と大幅安だった。いずれの企業も、世界的な生成AI(人工知能)ブームを背景に直近まで株価が最高値圏で推移していた。
ほかに、オーストラリアが3.7%安のほか、マレーシアが4.6%安、シンガポールが4.1%安、インドネシアが3.4%安など東南アジアでも軒並み安となった。一方、中国株は上海総合指数と香港のハンセン指数ともに1.5%安と、下げ幅は限定的だった。
欧州株も午前の取引で軒並み下落した。欧州の主要600社で構成するストックス600は一時3.2%下落。ドイツやフランスの主要指数もそれぞれ3%超落ち込んだ。
[時事通信社]
最新ニュース
-
「供述に真摯に耳傾けず」=袴田さん無罪で検証結果―証拠の保管把握「不十分」・最高検
-
コミッショナー公示(26日)=プロ野球
-
亀岡前衆院議員を書類送検=公選法違反容疑―福島県警
-
25年度の賃金増、物価上昇超え
-
日航にサイバー攻撃
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕