悲劇を癒やす調和の庭=カウラ事件80年に彩り―豪
【カウラ(豪南東部)時事】第2次大戦中にオーストラリア南東部カウラで日本人捕虜が集団脱走を図り230人以上が死亡した事件から、5日で80年が経過した。悲劇の起きた収容所跡近くには、「東西の調和」を追求した日本庭園が整備されており、訪れる人に癒やしを提供している。
庭園は事件から35年後の1979年、日豪両政府やカウラ市、民間有志の協力で完成。著名造園家の中島健が設計した。純日本風ではなく、5ヘクタールの丘陵の地形や自生の樹木を生かし、日豪の景色を融合させた点が特徴だ。
追悼行事が行われた5日には、南半球の冬の曇り空の下、ピンク色のアンズやサザンカ、黄色いスイセンが咲き、80年の節目に彩りを添えていた。
[時事通信社]
最新ニュース
-
芥川賞に安堂さんと鈴木さん=直木賞は伊与原さん
-
防犯カメラ増設、幹部処分へ=貸金庫窃盗で追加策―三菱UFJ銀
-
スターの功績展示=イチローのユニホーム、王の刀…―野球殿堂博物館
-
日本に影響の公算大=「トランプ関税」で―新浪同友会代表幹事
-
支度部屋=大相撲初場所
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕