マレーが現役に幕、ダブルス準々決勝敗退 パリ五輪テニス男子
【パリAFP=時事】パリ五輪は1日、テニス男子ダブルス準々決勝が行われ、英国のアンディ・マレー/ダニエル・エヴァンス組は2-6、4-6で米国の大会第3シード、テイラー・フリッツ/トミー・ポール組に敗れた。≪写真は英国のアンディ・マレー≫
元世界ランキング1位で四大大会(グランドスラム)通算3勝のマレーは、今大会限りでの引退を表明しており、この試合をもって現役生活にピリオドを打つことになった。
男子テニスに君臨した「ビッグ4」では、2022年にグランドスラム通算20勝のロジャー・フェデラー(スイス)が現役を退いており、マレーの引退で黄金時代がまた幕を閉じた。
グランドスラム22勝を誇る38歳のラファエル・ナダル(スペイン)は、けがと闘いながら現役を続けているが、すでに今大会から敗退しており、全仏オープンで14度の優勝を果たしたローラン・ギャロスでプレーするのは、今回が最後になったかもしれないと示唆している。
ナダルは全米オープンも欠場する可能性が高いとしており、現役引退の臆測が高まっている。
マレーは2012年の全米オープンでグランドスラム初優勝を果たすと、13年のウィンブルドン選手権では長年のライバルであるノバク・ジョコビッチ(セルビア)を決勝で破り、英国人男子として77年ぶりの大会制覇を達成。ウィンブルドンでは16年に2個目のタイトルを獲得した。
五輪では12年ロンドン五輪と16年リオデジャネイロ五輪で連覇。英国代表としては、15年の国別対抗戦デビスカップで母国を79年ぶりの優勝に導いた。ツアー優勝は通算46回。だが、近年は度重なるけがに苦しめられ、世界ランキングは117位まで落ちていた。【翻訳編集AFPBBNews】
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