価格交渉、3社が最低評価=タマホーム、エディオンなど―経産省
経済産業省は2日、中小企業との取引を巡り、コスト上昇分の価格交渉や価格転嫁に後ろ向きな発注企業を公表した。価格交渉の項目で、大手住宅建設会社のタマホームや一条工務店(東京)、家電量販店大手エディオンの3社が最低評価となった。一方、価格転嫁の項目では最低評価の企業はなかった。
企業名公表は4回目。4~5月に下請けの中小企業約30万社を対象にアンケート調査を行い、10社以上が主要取引先として名前を挙げた発注企業290社について、価格交渉と価格転嫁の状況を4段階で評価した。
タマホームの担当者は「結果を真摯(しんし)に受け止め、改善に努める」と回答。一条工務店は「非常に厳しい評価だ。適切な価格交渉や適正な価格の実現に向けて取り組む」、エディオンは「真摯に受け止め、取引業者とのより良い関係の構築に努める」とコメントした。
[時事通信社]
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