2024-08-02 09:12スポーツ

バイルス、再び五輪で輝く＝体操〔五輪〕

女子個人総合で金メダルを獲得し、喜ぶ米国のバイルス＝１日、パリ

　米国のスター、バイルスが個人総合で２大会ぶりに頂点に返り咲いた。最終種目のゆかを終えると、星条旗をまとってスタンドの大声援に応える。「まだ実感が湧いていない。ただ喜びでいっぱい」。団体総合に続く今大会２個目の金メダル獲得を、興奮気味に振り返った。
　段違い平行棒を除く３種目でトップに立つ圧巻の演技。最初の跳馬では自らの名を冠した「バイルス２」に成功し、ゆかは着地を決めるたび、割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。時に音楽がかき消されるほど、場内の注目を一身に浴びた。
　リオ五輪で４冠に輝いた後、前回の東京五輪では精神的な不調で一時的に離脱。２年ほど競技から遠ざかり、治療を受けて復帰した。「世界的な舞台で再び競技ができるのは素晴らしい経験。とても誇らしい」。これで五輪通算６個目の金メダル。輝きを取り戻し、笑みがこぼれた。　（時事）
［時事通信社］

女子個人総合決勝、平均台の演技をする米国のバイルス＝１日、パリ
女子個人総合決勝、最後のゆかの演技を終えた米国のバイルス＝１日、パリ

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