トランプ・ハリス両陣営の応酬激化 米大統領選まであと100日
【セントクラウド(米国)AFP=時事】11月5日の米大統領選挙まで、27日で残り100日となった。ドナルド・トランプ前大統領、民主党の候補指名を確実にしたカマラ・ハリス副大統領の両陣営間の攻撃の応酬は一段と激しさを増してきた。トランプ氏がハリス氏を「狂ったリベラル」と呼べば、ハリス氏は「でたらめなうそ」に打ち勝つと言い返すなど、舌戦が繰り広げられている。≪写真はカマラ・ハリス副大統領≫
トランプ氏は27日夕方、歴史的に民主党が強い中西部ミネソタ州で集会を開き、「11月、米国民はカマラ・ハリスの狂ったリベラル過激主義を大差で拒絶するだろう」とほえた。
ハリス氏を「急進左派の狂人」とも呼び、同氏とジョー・バイデン大統領による不法移民、インフレ、犯罪対策を非難した。ただこうした問題はバイデン政権下で増幅した局面もあったが、ここ数か月間は歴史的な平均水準にまで収束してきている。
トランプ氏はまた、再選したら米国史上「最大の(不法移民)強制送還」を断行し、チップへの課税を廃止すると改めて誓った。
一方のハリス氏はこの日、マサチューセッツ州でシンガーソングライターのジェイムス・テイラーさん、チェリストのヨーヨー・マさんら著名人を招いた資金調達イベントを開催。
ハリス氏は、「ドナルド・トランプは私の経歴についてでたらめなうそを言いふらしている。彼とその副大統領候補が言っていることの一部は、ただただ奇妙だ」と切り捨てた。ハリス陣営はトランプ氏の攻撃的な発言を前に、最近は「奇妙」という表現で返すようになっている。
トランプ氏は、ハリス氏が新生児の殺害を合法化しようとしているとも主張。しかし、これはハリス氏が中絶の権利を支持していることからつくり出された虚偽の言説だ。
トランプ陣営は今週、もともとバイデン氏との間で合意していた、9月10日のテレビ討論会を欠席すると表明。これに対しハリス氏は、「再考を望む。話すべきことがたくさんあるから」と挑発した。【翻訳編集AFPBBNews】
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