児童レイプ前科あるオランダ選手にブーイング パリ五輪
【パリAFP=時事】児童レイプの前科がある中でパリ五輪のビーチバレーボール男子オランダ代表に選出されたスティーブン・ファンデベルデが、28日に自身大会初戦に臨み、観客からブーイングを浴びた。≪写真は、パリ五輪、ビーチバレー男子1次リーグ・プールB、オランダ対イタリア。ポイント獲得を喜び合うオランダのマチュー・インメルス〈左〉とスティーブン・ファンデベルデ≫
ファンデベルデはペアを組むマチュー・インメルスとともに1次リーグの試合に登場。コートへ姿を見せた際には拍手と歓声を受けたが、スピーカーで選手名が紹介されると、客席からは大きなブーイングが巻き起こり、試合中にもたびたびブーイングを浴びせられた。
現在29歳のファンデベルデは、未成年の少女をレイプした罪で2016年に有罪となり、禁錮4年の判決を受けた。オランダのオリンピック委員会・スポーツ連合からは後押しを得ているが、ファンデベルデの代表選出には女性の権利団体やスポーツの安全を支援する団体から怒りの声が上がっている。
ファンデベルデは他の代表選手から隔離されて選手村には滞在せず、メディア対応も禁じられている。
試合後、取材に応じたパートナーのインメルスは、ファンデベルデの前科にばかり注目が集まるのは「残念」だと話し、「彼のことは2、3年過ごして知っているし、いろいろな大会に一緒に出場してきた。過去は過去で、彼はすでに罰を受けている」とコメントした。【翻訳編集AFPBBNews】
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