任期全う「私の責任」=斎藤兵庫知事インタビュー
兵庫県の斎藤元彦知事は26日、県庁で報道各社のインタビューに応じた。自身のパワハラ疑惑などを文書で告発した男性職員が死亡した問題を巡り、「これから1年間、日々の仕事をしっかり着実にやっていくのが私の責任の果たし方だ」と述べ、辞職せず、来年7月末までの任期を全うする考えを示した。
斎藤氏は、文書問題について、「多くのご心配をおかけしている」と改めて陳謝。県議会の調査特別委員会(百条委員会)や第三者機関の調査に関し「しっかり対応し、日々の業務に着実に取り組んでいく」と述べた。
疑惑に対し「事実無根」と反論し、男性職員を懲戒処分とした初動対応に批判が集まっていることには、「内部調査を含めて、一つ一つのプロセスは県としては適切に対応してきた」と強調。「結果として現下の状況になっていることは県民に申し訳ない」と語った。
県職員労働組合から辞職を求める申し入れを受けたことについては、「職員の皆さんにはご心配をおかけしているが、一つ一つの仕事を通じて、職員との信頼関係をつくっていく」と述べた。
[時事通信社]
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