今後占う一戦に＝なでしこ、勝って弾みを―パリ五輪・スペイン戦見どころ
Ｗ杯女王との再戦は今後を占う重要な一戦になりそうだ。昨年の対戦では圧倒的にボールを支配されたが、粘り強く守ってから宮沢、植木のスピードを生かしたカウンターが面白いように決まるなど、４発快勝した。
その後優勝を遂げたスペインにとっては唯一の黒星となったため、強烈な印象が残ってるはず。今回、Ｃ組を１位突破すれば、準々決勝はＡかＢ組の３位通過チームとの顔合わせになるため、首位通過の価値はかなり大きい。ＧＫ山下は「初戦を勝つことがメダルよりも近い目標」と位置付ける。
スペインがボールを保持することを捨てるとは思えず、速攻のチャンスはありそうだ。Ｗ杯得点王の宮沢は「そういうプレーを狙いつつ、さらに精度を磨きたい。まずは相手の状況を見ながら何ができるか探り、楽しみながらやりたい」。再び倒せば勢いが生まれ、大きな注目も浴びそう。弾みをつけられるか。（時事）
［時事通信社］
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