コパＶのアルゼンチン選手が差別チャント、フランスが猛反発
【パリＡＦＰ＝時事】サッカーのコパ・アメリカを制したアルゼンチン代表の一部選手が、決勝後のバスで人種差別的な歌を歌ったとして、フランスサッカー連盟（ＦＦＦ）は１６日、国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）に不服申立てを行い、法的措置を講じる意向を示した。≪写真はサッカーアルゼンチン代表のエンソ・フェルナンデス≫
アルゼンチンは１４日の決勝でコロンビアを下し大会を制したが、イングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属するＭＦエンソ・フェルナンデスが、試合後のチームバスで問題のチャントを歌う動画をソーシャルメディアに投稿した。
チャントを歌っていたのはフェルナンデスら一部の選手で、フランスのスター選手のキリアン・エムバペを標的とし、同性愛嫌悪の内容も含まれていた。
ＦＦＦのフィリップ・ディアロ会長は声明で、「フランス代表選手に対する差別的な発言は容認しがたいものであり、断固として非難する」と述べ、アルゼンチン側とＦＩＦＡに直接抗議し、法的措置を取ると発表。フランスのアメリー・ウデアカステラスポーツ相もＸ（旧ツイッター）でＦＩＦＡに対応を求めた。
アルゼンチンは２０２２年のＷ杯カタール大会決勝でフランスを破って優勝したが、１８年のＷ杯ロシア大会ではフランスが決勝トーナメント１回戦でアルゼンチンを下して大会を制しており、両チームには強い因縁がある。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】
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