2024-07-15 18:04スポーツ

メッシ、最後は笑顔=負傷交代で号泣―サッカー南米選手権

連覇を果たし、優勝トロフィーを掲げるアルゼンチンのメッシ=14日、米フロリダ州マイアミガーデンズ(EPA時事)

 勝利の瞬間をベンチで迎えたメッシは、何度も両手を突き上げ、満面の笑みを浮かべた。最後までピッチに立てなかった悔しさが歓喜に変わり、チームメートの奮闘をたたえた。
 序盤からゴールを狙うシーンもあったが、前半途中に右足首を痛めると、険しい表情でしばらく立ち上がれなかった。その後もプレーを続けたものの、後半21分に無念の交代。ベンチでは人目をはばからず号泣した。
 0―0のまま大黒柱を欠いたアルゼンチンだったが、集中力は切らさなかった。そしてPK戦の可能性も見えてきた延長後半7分に、La・マルティネスが値千金の決勝点。ヒーローはメッシに駆け寄り、喜びを分かち合った。
 今大会で代表を引退するディマリアが「けがは残念だったが、彼のために勝つことができて、喜んでもらえた」とうれしそうに話したように、一丸となって戦い抜いた。
 米メジャーリーグ・サッカー(MLS)のマイアミに在籍するメッシにとって「地元」での決勝。大一番でゴールを奪うことはできなかったが、最後は仲間たちと誇らしげにトロフィーを掲げた。(ロサンゼルス時事)
[時事通信社]

アルゼンチンの初ゴールを挙げたLa・マルティネス(左)と喜びを分かち合うメッシ=14日、米フロリダ州マイアミガーデンズ(AFP時事)

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