2024-07-07 19:17スポーツ

劇的逆転で連敗ストップ=ソフトバンク、50勝一番乗り―プロ野球

 八回表を終えて2―3。楽天が救援陣を投入して逃げ切り態勢に入り、ソフトバンクは今季初の4連敗が迫っていた。しかし、ここから打線が奮起。得意の逆転劇を見せた。
 八回先頭の今宮が安打で出ると、小久保監督は積極的に動いた。代走に野村。2死満塁と好機を広げ、代打に柳町を起用。今季、勝負強い打撃を見せてきた左打者は「自分が絶対に決めてやろう」と奮い立った。追い込まれた後の4球目を振り抜き、一塁線を破って走者一掃の三塁打。塁上で何度も拳を握った。
 苦手な左腕を連日ぶつけられ、内容の乏しい負けが続いていた。昨夏は大失速して首位から転落している。六回に1点差に詰め寄る適時打を放った中村晃は「昨季も12連敗しているし、早く切りたかった」と率直な思いを口にした。
 小久保監督は「この勝ちは大きい。きょうはポイントになる試合だと思っていた」とほっとした表情。これでリーグ一番乗りの50勝。ひとまず不安を振り払った。
[時事通信社]

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