オルタナティブ市場で投資家の関心は日本とインド=プレキン・リポート〔GNW〕
【グローブニューズワイヤ】オルタナティブ投資に特化したデータ、ツール、インサイトを提供するプレキンは、アジア太平洋(APAC)地域全体、および日本、大中華圏、インド、韓国、オーストラリア各国・地域のオルタナティブ市場動向を解説するリポート「アジア太平洋地域のオルタナティブ市場2024」を発表した。同リポートによると、プレキンのアナリストは、資金調達の低迷と地政学的な課題により、アジア太平洋地域の短期的見通しは慎重であるものの、長期的な見通しは明るいと分析している。同リポートによれば、特定の国に特化したファンドが資金調達に苦戦する中、2023年の日本特化ファンドの資金調達総額は、比較的大型のプライベートエクイティファンドがクローズしたこともあり、118億米ドルとなり、2022年の資金調達総額を13.4%上回った。円安と低金利が2023年のディール市場の成長を支え、日本におけるプライベートキャピタルのディール総額は5年ぶりの高値となる348億ドルに達した。この金額は、ピークであった2021年の水準を上回り、APAC地域で最も活発なプライベートエクイティ市場の一つとして中国とほぼ並んだ。一方、インドについて、プレキンのアナリストは、同市場の長期的な見通しは良好であるとしている。インドのプライベートキャピタル市場は著しく成長し、運用資産残高(AUM)は過去5年間で2倍となり、他のアジア諸国を上回った。特に、インドのプライベートデットAUMは、APAC諸国で最大を誇っている。〈GNW〉
【注】この記事はグローブニューズワイヤ提供(1000970036)。
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