内部情報を漏えい疑い=巡査長を書類送検―兵庫県警
警察の内部情報を知人に漏らしたとして、兵庫県警は28日までに、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで警察署勤務の男性巡査長(32)を書類送検したと発表した。「迷惑をかけてしまい申し訳ない」と話しているという。
県警によると、巡査長は2021年6月、知人から「知り合いが暴力団に属しているか調べてほしい」と依頼され、警察のデータベースにアクセスし、暴力団登録を照会して結果を送信した。知人から飲食接待も受けたという。
知人が他県警の捜査を受けた際、携帯電話に警察情報に関する記録が見つかったことで、情報流出が発覚。兵庫県警は巡査長を5月10日に書類送検し、停職1カ月の懲戒処分にした。
正木博文・県警監察官室長の話 警察官としてあるまじき行為であり厳正に処分した。職員に対する指導を徹底し、再発防止に努める。
[時事通信社]
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