スペイン、快勝発進=前半3発で決着―サッカー欧州選手権
前半に3ゴールを連取して快勝。スペインが強豪クロアチアを下し、3大会ぶり4度目の頂点へ最高のスタートを切った。
好機をことごとく物にした。前半29分、ルイスのスルーパスを受けたモラタが前線に抜け出し、相手GKの位置を見て冷静にゴールネットを揺らした。3分後にはルイスが巧みな切り返しから追加点。ロスタイムにはヤマルのパスからカルバハルが押し込み、ハーフタイム前に大勢を決した。
欧州選手権とワールドカップを立て続けに制した黄金期を知る選手はほとんどいない中、「ティキタカ」と呼ばれる華麗なパスワークは健在。さらに現チームは若き両ウイングのスピードを生かした速攻も武器とする。
その一人、16歳のヤマルは大会の最年少デビュー記録を更新。アシストもマークし、「勝利にもデビューにも大満足」とうれしそうに言った。
次戦は前回王者イタリアとの大一番。快勝発進の喜びもそこそこに、デラフエンテ監督は「極めて困難な試合になる。勝つためには今回と同じプレーレベルを保つ必要がある」と気を引き締めた。(時事)
[時事通信社]
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