連覇狙う青学大=10日から全日本大学野球
第73回全日本大学野球選手権は、10日から神宮球場と東京ドームで行われる。連覇が懸かる青学大(東都)、東京六大学で完全優勝した早大などが頂点を目指す。
青学大は昨年の優勝を経験した主力も多く、中でも注目されるのは、中軸の西川(4年、龍谷大平安)。今年、日本代表「侍ジャパン」に選出され、春季リーグ戦は打線をけん引して最高殊勲選手(MVP)に輝いた。ただ、チームの持ち味は堅守。児玉(4年、日大三)、中西(3年、智弁和歌山)ら好投手を中心に、ロースコアの接戦を物にする強さがある。安藤監督は「しっかり足元を固めて臨みたい」と語る。
早大は青学大と反対のブロック。捕手で4番の印出主将(4年、中京大中京)や首位打者の尾瀬(3年、帝京)ら強打者がそろう。エース伊藤樹(3年、仙台育英)は安定した投球で8試合に登板して防御率1.49。個々の力が光るが、小宮山監督が掲げるのは「ディフェンスのチーム」。リーグ戦とは違う一発勝負で、粘り強い戦いを見せられるか。
大商大(関西六)は真鍋(1年、広陵)が新入生ながら打力を発揮して、リーグ5連覇に貢献。昨年の8強より上を狙う。前々回準優勝で2年ぶりの出場となる上武大(関甲新)や、帝京大(首都)、関学大(関西学生)も力のあるチームだ。
[時事通信社]
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