経済成長と財政健全化両立へ=自民、再建派と積極派が提言―骨太方針
政府が今月決定する経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に向け、自民党の議論が大詰めを迎えた。財政再建派と積極財政派は4日、それぞれ提言案を公表。政府は両提言を踏まえ、国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)を2025年度に黒字化する目標を維持すると明記する一方、経済成長と財政健全化を両立させる姿勢を示す方針だ。
財政規律を重視する「財政健全化推進本部」の提言案は、日銀の金融政策修正による「金利のある世界」の到来で、国債(借金)利払い費が押し上げられることを想定。25年度のPB黒字化目標を「堅持」し、その後も「継続的に黒字幅を確保する」よう要請した。また、ガソリン価格高騰を抑制する政府補助金については「財政(規律)の観点からも早期に終了することが適当だ」と訴えた。
歳出拡大を支持する「財政政策検討本部」は、デフレ脱却や経済成長に必要な予算を確保するため、25年度のPB黒字化に「固執することを断固反対する」と強調。同目標の撤廃を求める意見が根強かったが、提言案では「固執への反対」と表現を弱めた。公共事業に使う建設国債の発行を「ちゅうちょすべきではない」と指摘した。
[時事通信社]
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