バイデン氏の息子、公判開始 拳銃購入時の虚偽申告で
【ウィルミントン(米国)AFP=時事】米デラウェア州の連邦地裁で3日、ジョー・バイデン大統領の次男ハンター氏(54)の拳銃購入に絡む虚偽申告をめぐる公判が始まった。現職大統領の子どもが刑事訴追されるのは米史上初めてで、大統領選に影響を及ぼす可能性もある。≪写真は、米デラウェア州ウィルミントンの連邦地裁に到着したハンター・バイデン氏と妻メリッサさん≫
ハンター氏は2018年に38口径のレボルバー「コルト・コブラ」を購入する際、ドラッグの違法使用について虚偽の申告をした罪や、銃の違法所持の罪に問われている。ハンター氏は銃を同年10月に11日間だけ所持していた。
同氏は、バイデン大統領の妻ジル氏(73)に付き添われ、故郷ウィルミントンの裁判所に出廷した。大統領の姿はなかった。
バイデン氏は声明を出し、「大統領として連邦裁判についてコメントしないし、今後もするつもりはないが、父親としては息子に限りない愛と信頼を抱いており、彼の強さを尊敬している」と述べた。
ハンター氏側は当初、検察側と司法取引を試みたが合意に至らず、無罪を主張し公判に臨む。銃購入当時は自身を麻薬中毒者だとは考えていなかったと主張する意向。同氏は先に、2019年以降麻薬を使っていないと語ったことがある。
有罪になれば、25年以下の禁錮刑と75万ドル(約1億1700万円)以下の罰金を言い渡される可能性がある。ただし、初犯のため収監を免れる可能性もある。
検察側は、ハンター氏との間にできた子どもの母親ルンデン・ロバーツさんを含む、元パートナー3人を証人として呼んでいる。【翻訳編集AFPBBNews】
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