松井さん「比べる必要、全くない」=米大リーグ
松井秀喜さんは21日、ドジャース―メッツ戦(ロサンゼルス)の開始前に、ニューヨークのヤンキースタジアムで米野球殿堂博物館の企画展に関する記者会見に出席した。大谷が自身のメジャー通算本塁打数に並んだことについて、「彼の存在の大きさ、また選手としての素晴らしさを、私の数字と比べる必要は全くない」と話した。
松井さんが会見した5時間半後、大谷は5号2ランを放ってメジャー通算176本塁打とし、松井さんの175本を抜いた。
松井さんはメジャーで10シーズンプレー。勝負強い打撃で活躍し、シーズン20本塁打以上を5度記録した。「勝ちたい、チームの勝利の力になりたい。ただそれだけだった。自分の記録を試合中に考えたことはない」と振り返る。
ヤンキース時代の2009年には、ワールドシリーズで日本選手初の最優秀選手(MVP)に輝くなど、数字以上に記憶に残るプレーを見せてきた松井さん。大谷には「彼のいい状態でのいいプレーを、また応援したい」とエールを送った。(ニューヨーク時事)
[時事通信社]
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