水産会社代表に無罪判決=高級魚クエの産地偽装事件―大阪地裁
中国で養殖された「クエ」を国内で水揚げした天然ものと偽装して販売したとして、不正競争防止法違反罪などに問われた水産卸会社「ひろ」と、同社取締役新井吉守被告(57)ら5人の判決が19日、大阪地裁であり、岩崎邦生裁判長は同社代表取締役の男性(52)に無罪を言い渡した。
岩崎裁判長は、新井被告が単独で産地偽装に関わったと認定し、懲役2年、執行猶予3年、罰金110万円とし、同社も罰金420万円とした。一方、代表の男性は「クエの販売状況を具体的に認識していたとは認められない」として、無罪と判断した。
判決によると、新井被告は2016年11月~17年1月、中国産の養殖クエ約300匹を国内産の天然クエと偽り、計約130万円で販売した。
他の3人については、産地偽装への関わりはなかったとしたが、新井被告と共に貝殻を廃棄物として海に投棄したなどとして、海洋汚染防止法違反などの罪を認定し、罰金刑を言い渡した。
判決後、代表の男性の弁護人は「刑事裁判の原則にのっとった公正な判断だ」と話した。
[時事通信社]
最新ニュース
-
勤務先の運送会社を家宅捜索=「運転前に風邪薬」と供述―首都高3人死亡事故・警視庁
-
橋本のけが、深刻でない見通し=体操
-
16日の日本選手=米大リーグ
-
「裏金」議員に出席要求議決=参院政倫審
-
共同親権法が成立=選択可、26年にも開始
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手