悔やまれる立ち上がり=日本、リズムつかめず終戦―ハンド女子五輪最終予選
五輪出場には5点差以上での勝利が条件だった日本だが、立ち上がりで流れを失った。相手の堅い守備を崩せずに前半10分で2点リードされると、攻撃時にはGKを下げて7人で得点を狙った。
しかし、これが裏目に。シュートやパスでミスが重なって反撃を食らい、逆に点差は広がってしまった。「負ける気はなかったが、相手に流れを持っていかれないためのゲームメークができなかった」。主将の相沢は悔しさをにじませた。
昨年のアジア大会で韓国を破って優勝し、世界選手権では3位になったデンマークにも競り勝つなど、チームは確実にレベルアップしていた。ただ、今回の最終予選では初戦のスウェーデン戦も含め、スピードで上回りながら、個々の当たりの強さなどフィジカルの差が結果に表れた。
これで退任する見込みの楠本監督は「コンタクト、ディフェンスの強度が全然違う」。欧州の強豪との違いを指摘しつつも、選手たちには「本当に、ここまでよくやってくれた」とねぎらいの言葉をかけた。(デブレツェン時事)
[時事通信社]
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